「コレクティブハウスとシェアハウスって何が違うの?」と聞かれることが、ままあります。
確かにわかりづらいですよね。
共有スペースがある点では同じですから。
「コレクティブハウスとシェアハウス」
じゃあ、いったい何が違うのか?
その違いは、居住者同士の暮らしの関わり方にあるといえます。
シェアハウスでは共有スペースがあることで、結果的にコミュニティが発生する仕組みです。
それに対して、
コレクティブハウスは意識的にコミュニティを発生させたいという目的で共有スペースが設けられています。
シェアハウスが共同住宅の経済上の効率化、合理化を図ることが目的だとすれば、
コレクティブハウスは共同住宅の経済上の効率化、合理化を図ることに加え、
住人同士がゆるやかに関わっていきながら暮らしていくことを目的とした住まいです。
つまり、シェアハウスとコレクティブハウスの最たる違いは
「積極的に協働意識を育む点」ではないかと思います。
また、コレクティブハウスは共用スペースの設備や家具、空間の利用方法など、住む人達で話し合い、皆で創り上げていくんです。
「出来合いの住まいではない、自分達で創り上げていく住まい」ともいえるかもしれません。
無縁社会とよばれる現代において、
コレクティブハウスは「人との関わり」を求める人たちの新たな住まいとして
定着していくのではないかと考えています。
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