世帯の小規模化に伴い、孤立化、無縁化が進んだ日本の社会で、
高齢者の孤独死、子育て世帯の少子化、児童虐待、などといった問題が顕在化してきています。
話す相手もいない、高齢者の一人暮らしの世帯
頼れる人がいない、独身の子どもが高齢の親を支えるシングル介護世帯
子供を育てる余裕、時間のない、夫婦共働き世帯
忙しくて子どもと関われない、片親世帯
小さな家族の努力だけでは守ることができない暮らしがそこにはあります。
戦後、ひたすらに核家族化、孤立化していく道をたどってきた日本社会に、
今こそ人と人との新しい関わり方を考え直さなければならない時が来ているのだと思います。
コレクティブハウスとは「多世代が血縁にこだわらず、緩やかにつながりあう暮らし」ができる住まいです。
そこには入居者それぞれに役割があって、交流があります。
コミュニティに参加することに、わずらわしさを感じることがあるかもしれません。
しかし、そこにはそれ以上のコミュニティによる充実感や豊かさがあるはずです。
携帯電話、ブログ、Twitter、Facebookなど、自分を発信して他者と繋がるツールがすごいスピードで発展してきていることからも、
人は人との繋がりなくして、豊かに生きる事は出来ないのではないかと思います。
日本の住まい方に、コレクティブハウスという新しい選択肢があってもいいんじゃないでしょうか。
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