ご存知の方もおられると思います。

富士ハウス（浜松市）、アーバンエステート（埼玉県川口市）といった注文住宅メーカーの大型倒産。

二千人以上の施主様が完成住宅の引き渡しを受けられない事態となっているとのこと

なんだか信じられないことのようですがほんとのことのようです。

倒産したことも問題ですが、

この二社に共通した問題は。。。

「前倒し入金」

一般的に、住宅の建築費用は

一概にはいえませんが、

例えば　契約時、上棟時、完成時　といったふうに

数回にわけて入金するものです。

おそらく、多くの住宅メーカーや工務店なども

そうしてると思います。

それが、この二社は

一括に入金すれば割引ｻｰﾋﾞｽをするといった方法で

お施主様から前倒し入金をさせていたということです。

また、

富士ハウスもアーバンエステートも

資金繰りが悪化した直後から前倒し入金に走っていたということ

本当に、悪質にもほどがある!!

このニュースは

普通の住宅メーカーからすればありえない話だと思います。

お客様からすれば

人生を狂わされたようなもの。

ない家のために住宅ローンを払っていかなければいけない状況を考えると。。。

なんと言っていいのやら・・・

そして、そんな状況で

一度にお金を借りさせている金融機関にも問題があるのではないかと思います。

今回の資金繰りが悪化していた富士ハウスやアーバンエステートでは

金融機関は倒産することを予想できなかったのでしょうか？

結果だけをみると

金融機関はお金を回収さえできればよいと考えているとしか思えません。

同じ住宅を建てている業者として

本当に嘆かわしいというか、なんだか頭のくるニュースだと僕は感じました。