幸福を測る基準とはどのようなものでしょう?
人それぞれ、違うものだとは思いますが、
それを、国単位のマクロな視点で考えていくと
日本人の幸福を測る基準とはどのようなものになるでしょうか?
(c) GOETHE|写真素材 PIXTA
*NHKクローズアップ現代(2011年6月2日放送「幸せのモノサシ?指標づくりの模索?」)
これまでの日本人の幸せは
いい会社に入って、いい給料をもらって
何不自由のない悠々自適な生活をおくること。
だとか、最近の人だと
人に頼らず、自由気ままに、個性的に生きること。
だったり・・・とりあえず今思いつくことを書いてみたけど、
こんなとこではないかと思います。
「社会全体を包んでいた閉塞感。
格差の拡大や社会の分断。働いても豊かさを実感できない社会構造。
そんな矢先に、今回の大震災が起きました。
これまで社会の豊かさを測る基準とされてきた
GDPなど経済指標では測れない心の豊かさ。
この幸せというのをどうやって測るのか。
じつは今、世界各国で国民の幸福度を測る
新しい指標づくりが始まっています」
日本人ならではの、心の豊かさを測る基準とは?
「余暇を最も大切にすることが幸せにつながるとするフランス、
より多くの緑に囲まれることで幸せを感じるタイ、
伝統文化に触れながら暮らすことで幸福感に包まれるとするブータン」
それぞれのお国柄でしょうか。
特徴が出ていて興味深いですね。
「大震災直後に内閣府研究会が行ったアンケートにおもしろい結果が出た。
大震災であらためて家族や友人、知人との繋がりの大切さを思い知らされたという絆重視の傾向が浮かび上がったのだ。」
まさかと思われる事態があの日、たしかに起こって
携帯電話や交通機関、などのあらゆるインフラが機能しなくなった。
便利すぎて、
誰に頼らなくても一人で生きていけると思っていた世の中が、
実は一人で生きていくには大変な世の中なんだ。ということを日本人が実感したのかもしれません。
核家族化、単身世帯化が進み、
人と人との関わりが薄れている日本人。
そろそろ新たな、人との関わり方を考え直す時が来ているのかもしれません。
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